今回は『バレット・ジャーナル』についてご紹介します。
|バレットジャーナルとは?
バレットジャーナルは、自分の好きなノートをつかって書く非常に自由度の高い手帳術で、近年世界中で人気になっています。
普通の手帳のように決められたフォーマットが印刷されているものではない普通のノートを使って、自分で表記を工夫しながら記入していく手帳…という表現が適切ではないかと思います。
カレンダー・予定・目標...etc. といった手帳によくある内容を書くだけでなく、自分が記録したいものを一冊のノートにまとめていくものです。
バレットジャーナル考案者のRyder Carroll氏による公式ビデオを見てみると、バレットジャーナルとはどんなものなのかが理解できると思います。
考案者のRyder Carroll氏
|バレットジャーナルの概要
バレットジャーナルはとてもシンプルで、ノートとペンさえあればオーケーです!
Ryder Carroll氏によって簡単な書き方ルールが提唱されています。
まずは、基本的なルールを見て行きましょう。
◎KEYの設定
書いていくアイテムの先頭に”KEY”と呼ばれるマークを記入します。
具体的にはこんな感じ…
・ :タスク(やるべきこと/TODO)
× :完了したタスク
> :移動したタスク
< :予定に入れたタスク
○ :イベント(日程が決めっている出来事)
ー :メモ
* :優先すべきタスク(重要なタスク)
これをノートの最初のページに書いておきます。
上記はあくまで一例です。
KEYは自分で使いやすいようにカスタマイズしてもオーケー。
◎INDEX
記録の目録です。KEY一覧ページのすぐ後から数ページ確保します。
後でバレットノートを読み返した時にどんなものが記録されているのか一目でわかるように、ページ番号と概要(またはキーワード)を記録しておきます。
◎FUTURE LOG
予定されている行事や予定を書くためのぺージです。
数か月分用意しておき、その月の行事や予定、やりたいことなどを書いておきます。
先頭にKEYをつけて分かりやすくしておくのがポイント
◎MONTHLY LOG
その月に起きた行事や行ったタスクなどを記録していくページです。
後述のDAYLY LOGのインデックス的なものになります。
簡潔に書くのがポイント
◎DAILY LOG
その日に行う(行った)タスクやイベント、出来事、メモなどを記録します。
ア
イデアなど思いついたことを何でも書いていきます。
先頭にKEYをつけて書くのがポイントです。
■詳細はこちら(※英語です)
|自分好みにカスタマイズ
バレットジャーナル最大の魅力は自分好みにカスタマイズできる自由度の高さにあります。
先に紹介した基本ルールの他にも、習慣化したいものを記録する”Habit Tracker”や”人生目標ページ”、あるいは”WEEKLY LOG”など自分なりにカスタマイズできる自由度の高さも魅力のひとつです。
また、各ページのデザインを凝ってみたり、クリエイティブに楽しんでいる方もいらっしゃるようです。
■参考書籍
1冊のノートになんでも書き出すだけ!いつもごちゃごちゃの頭が、すっきり整理される。タスク、スケジュール、夢…「私のすべて」を管理できる。とにかく、書くことが楽しい!日本初の「書き方」ガイド。
■バレットジャーナルを書くのにオススメのノート
INDEXページやページ番号付きなので、バレットジャーナルにぴったりのノート。
このノート専用のバレットジャーナル本も売ってます。
ノートについては、こちらの記事も参考にしてみて下さい。
|ポケットの中のバレットジャーナル
さて、ここまで紹介してきたバレットジャーナルですが、私も以前何度かトライしては挫折するという経験があります。
…というのもWEBで公開されている方々の事例に倣ってページの構成やデザインに凝ってしまい、最初のうちは楽しくやっていても段々と辛くなって…結局続かないという…なんともありがちなオチがつくわけです。
ですが…
何もかもバレットジャーナルにまとめなくてもいいじゃないか。
凝ったものにしなくてもいいじゃないか。
…と思いきることで活路を見出しました。
先日紹介したモレスキンに酷似したダイソーの超ミニノート「KORORU(A7判)」を使い、バレットジャーナルの基本ルール+Habit Trackerのみで運用を始めたところ、これがすこぶる快適なのです。
- デザインは凝らない!
そもそも小さくて凝りようがありません。
- 常に携帯できる!
ジーンズのポケットにも入るので、常に携帯できます。
- 表紙の耐久性が素晴らしい!
モレスキン似のハードな表紙は耐水性もあり、ポケット中で多少蒸れても問題ありません。
- 必要最低限に絞った情報
紙面が小さいので記録できる情報も限られます。これがかえって密度の濃い内容となり、情報の質が高まるという結果に。
ブラス・ペンシル+
ダイソーKORORUが完璧にマッチしています!
ロルバーン・ミニ+ブラス・ペンシルの会で紹介した運用も継承して使っていきます。