【Samurai Project】鎌倉 円覚寺で座禅体験 (瞑想・マインドフルネス)
Samurai Projectが企画・運営している座禅体験に参加してきたので、今回はそれをレビューしたいと思います。
|700年以上の歴史あるお寺「円覚寺』
座禅体験は鎌倉にある『臨済宗 瑞鹿山 円覚寺』で行われています。
円覚寺は鎌倉時代後半の弘安5年(1282)、ときの執権北条時宗が中国・宋より招いた無学祖元禅師により開山されました。
この時代の日本は「文永の役」と「弘安の役」の2度に渡る元からの襲撃を経験(元寇)、この戦で敵味方共に多くの人が亡くなりました。
国家の鎮護、禅を弘めたいという願い、そして蒙古襲来による殉死者を、敵味方の区別なく平等に弔うため、円覚寺の建立を発願されました。
円覚寺は古くから『禅』で有名なお寺で、境内には現在も禅僧が修行をしている道場があり、毎週土曜・日曜日には、一般の人も参加できる土日坐禅会が実施されています。
また、かつて夏目漱石や島崎藤村、三木清もここに参禅したことが知られています。
|座禅体験
参加者は、まず山門を通って身と心を清めます。
(円覚寺の山門:山門を通ることで不浄なものが落とされると言われている)
夏目漱石も通ったと言われる坂を登り、座禅会場である『帰源院』と至ります。
帰源院にて簡単に座禅の説明を受けたのち、参加者はまず『円相(えんそう)』というものを描きます。
坐禅には円相(えんそう)という円を描く思想があります。円相について調べると、”悟りや真理、仏性、宇宙全体などを円形で象徴的に表現したものとされるが、その解釈は見る人に任される。 また、円窓と書いて「己の心をうつす窓」という意味で用いられることもある。”とあります。坐禅を行う前後に円相を描いて頂き、禅(坐禅と円相の意味)の体感のビフォーアフターを目に見える形でも体感して頂きます。
(※Samurai ProjectのHPより引用)
|調身・調息・調心
円相を描いたら、いよいよ座禅を行います。
座禅は『調身』、『調息』、『調心』を重視しています。
『調身』とは即ち姿勢を正すこと
『調息』とは即ち呼吸を調えること
『調心』とは即ち心を調えること
この座禅体験では、まず『調身』を意識しながら10分、次に『調息』を意識して10分、最後に『調心』にフォーカスをあてて20分の座禅を行います。
各座禅の間には小休止があり、また、ご住職からの禅に関する仏話を頂きます。
ご住職より禅の思想を10の絵で表現した『十牛図』について説明して頂きました。
十牛図(じゅうぎゅうず)は、悟りにいたる10の段階を10枚の図と詩で表したもの。「真の自己」が牛の姿で表されているため十牛図といい、真の自己を求める自己は牧人(牧者)の姿で表されている。
(※十牛図 - Wikipediaより引用)
3回の座禅が終了したら、最後にもう一度『円相』を描いて、最初に描いたもの比較してみます。
終了後、帰源院の縁側でお庭を見ながらゆっくりお茶を楽しませて頂きました。
今回のお茶菓子は鎌倉の銘菓『クルミッ子』でした。
うちのカミさんも絶賛している美味しいお菓子です。
参加した日は生憎の雨でしたが、雨の北鎌倉も情緒があって良かったですよ。
雨だったから、かえって座禅に集中できたように思えます。
|Samurai Projectについて
今回参加したのは、NPO法人「ZIRITSU」が企画・運営している『Samurai Project』の座禅体験です。
Samurai Projectは、座禅体験の他にも『居合・試し斬り』『刀匠 正宗の鍛冶場見学&拝刀体験』なども企画しています。
(※Samurai Projectの主催は円覚寺ではありませんのでご注意ください。)
■参考動画
◎詳細・予約はここから
今回紹介したSamurai Project以外にも 円覚寺主催で暁天坐禅会・土曜坐禅会などの座禅の会を開いているようです。
詳細はここをクリック
|自宅で座禅や瞑想をしてみよう!
今回座禅体験に参加してみて分かったのですが、以前、宝彩有菜さんの瞑想の本(『始めよう。瞑想』『楽しもう。瞑想』)を読んで自己流でやっていた瞑想とやり方自体は近いと思いました。
一回座禅の体験をして座禅の思想や正しいやり方を学べたので、自宅でも取り組んでやって行けそうです。
瞑想に関しては、以下の書籍がオススメです!
始めよう。瞑想:15分でできるココロとアタマのストレッチ
(光文社知恵の森文庫)
- 作者: 宝彩有菜
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/08/09
- メディア: 文庫
瞑想は宗教ではなく心の科学である。 医学的には、瞑想が上達すると、レム睡眠中の脳と同じ働きをしていることが解明された。
上達のコツは黙考するのではなく、無心になること。
すると、体調が整い、クヨクヨ、イライラなどの心のメンテナンスから、
記憶力、集中力、発想力などの脳力アップまで、驚くべき効果を発揮する。
本書はその方法を詳しく解説する。
- 作者: 宝彩有菜
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2011/10/12
- メディア: 文庫
好評『始めよう。瞑想』の姉妹編。
瞑想で日常生活を革命的に変える方法を、前作よりさらに一歩踏み込んで解説します。
今回の座禅体験レビューはいかがでしたか?
この他にも鎌倉には様々なアクティビティがあるので、私もいろいろ体験していきたいと思っています。
|交流会で体験をシェアしませんか?
私の主催する交流会「紺碧会(英語)」「青風会(日本語)」は只今参加者募集中です!
このブログでも紹介していますが、毎回個性豊かで素晴らしい人たちに参加していただいています。