横田基地 日米友好祭2018 レビュー 後編 [ミリタリー・航空機・米軍・自衛隊]
前回に引き続き横田基地『日米友好祭2018』をレビューしたいと思います。
■前編はこちら
|F-16 ファイティング ファルコン
フェアチャイルド A-10 サンダーボルトⅡを見た直後で興奮冷めやらぬまま、隣に駐機されていたジェネラル・ダイナミクス(現ロッキード・マーティン)F-16 ファイティング ファルコンをつぶさに観察。
スラッとして無駄のないボディ。
あえて単発のエンジンを搭載した軽戦闘機です。
初めてフライ・バイ・ワイヤ(電子制御操縦システム)を採用した画期的な戦闘機としても有名。
F-16はコスト削減のため既製品の使用や部品の共通化したり、F-15のエンジンを単発で使用するなどして、安価・小型軽量・高性能な戦闘機として世界各国で採用されています。
また、F-16のコクピットは独特なティアドロップ型キャノピーを採用したことにより、パイロットの視界も良好で、他の戦闘機に比べて目視による視認性で有利になっています。
F-16は度重なるアップデートを行なっており、最新型は高性能なアビオニクス(航空機用電子機器)を装備しており、初飛行が40年以上前の1974年にも関わらず、いまだにバリバリの現役機として活躍しています。
武装は、標準の装備のM61A1 20mmバルカン砲の他、アップデートされた最新機種では AIM-9 サイドワインダー/AIM-7 スパロー/AIM-120 AMRAAMといった空対空ミサイル、AGM-65 マーベリック/AGM-88 HARMなどの空対地ミサイルなどの運用も可能。
マルチロール ファイター(多任務戦闘機)的な運用もされています。
|F-2
F-16の隣にF-2を駐機させているあたり、主催はミリオタのことを良く分かっておられる。(両者を比較できますからね。)
F-2は、F-16をベースに我が国の運用構想、地理的特性等に適合するよう日米の優れた技術を結集し、日米共同の開発によって誕生した戦闘機です。
軽戦闘機であるF-16とは異なり、マルチロール機としての運用に重きをおいています。
F-2の主な任務は海上防衛で、有事の際は敵の艦船を撃滅することにあります。
これはカラーリングを見ても明確で、洋上で目立たないカモフラージュカラーなのです。
サムライブルーを想起させるこのカラーリングは痺れますね!
武装は JM61A1 20mmバルカン砲の他、90式空対空誘導弾 (AAM-3)/99式空対空誘導弾 (AAM-4)といった空対空ミサイル、そしてF-2をF-2たらしめている 80式空対艦誘導弾 (ASM-1)や93式空対艦誘導弾 (ASM-2)といった対艦ミサイルの運用が可能。両対艦ミサイルの性能は世界随一という評価です。
なお、交称ではありませんがF-2は「平成の零戦」「バイパーゼロ」という愛称でも呼ばれています。
|MQ-4 グローバルホーク
MQ-4グローバルホークは、ライアン・エアロノーティカル社によって開発された無人航空機です。(現在はノースロップ・グラマン社の製品になっています。)
攻撃能力を一切持たない偵察機となっています。
ずんぐりした機首にはおそらく様々なアビオニクスが組み込まれているんだと思う。
まさに偵察の為だけに作られたって印象。
前から見た所。
やっぱり変わった容姿をしていますね。
Wikiによると…
RQ-4は、機内に合成開口レーダー(SAR)、電子光学/赤外線(EO/IR)センサーを搭載し、各センサーは広域に渡っての捜索・監視活動が可能で、高解像度のスポット・モードを使用することもできる。
とのことです。
|その他の航空機
F-15J
長年に渡る我が国の空の守り神
防衛省統合幕僚監部の発表(平成30.4.13)によれば、平成29年4月から平成30年3月までの1年間に航空自衛隊戦闘機が行った緊急発進は904回に達し、前年度対比で264回減少したものの、中国軍機が全体の55%、ロシア軍機が43%でほぼ全数を占めた。
--- TOKYO EXPRESS より
1年で904回ものスクランブルがあるんですね。
その殆どはこのF-15Jが飛んで対処しているのだと思います。
航空自衛隊の皆様。ホントご苦労様です。
MC-130H コンバット・タロン II
アメリカ空軍が運用するC-130 ハーキュリーズをベースに特殊作戦に従事するための改装が施された輸送機・特殊作戦機です。
MC-130Hが初めて投入されたのは、1996年のリベリア内乱で、現地のアメリカ大使館の2000人の一般市民を避難を援助するための特殊部隊の投入に用いられた。その後何回にもわたって、同じような救出作戦に用いられ、特に1997年コンゴ共和国における救出作戦では、その功績をたたえてクルーにマッカイ・トロフィーが送られている。
--- Wikipediaより
C-5 GALAXY
大陸間戦略輸送を担う米空軍の超大型輸送機。
その巨大さに圧倒されました!
このお祭りでは、なんと!機内がグッズショップになっていました!
世界初の本格的攻撃ヘリをベースに開発された対戦車ヘリコプター。
正面から見ると良くわかるのですが、非常にスリムなヘリです。
最大の特徴は、幅99cmという非常にスリムな胴体と、搭乗員をタンデムに配置した事である。これによって前面面積はUH-1の約三割にまで減少され、速度の大幅な増大と低視認性がもたらされた。
--- Wikipediaより
この他にも数々の航空機が駐機されていましたが、とても全部は紹介しきれません。
今回行けなかった方は、是非来年『横田祭』に行ってみて下さいね。
ホビーマスター 1/72 航空自衛隊
F-2A支援戦闘機 戦競2013 完成品
- 出版社/メーカー: ホビーマスター
- 発売日: 2017/10/08
- メディア: おもちゃ&ホビー
ロッキード マーチン F-16 A/B/C/D
(DACOシリーズ―スーパーディテールフォトブック)
- 作者: ダニーコレマンズ,Danny Coremans,後藤仁
- 出版社/メーカー: 大日本絵画
- 発売日: 2013/12/17
- メディア: 大型本
タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション No.88 アメリカ空軍 ロッキード マーチン F-16CJ ブロック50 ファイティンング ファルコン フル装備仕様 プラモデル 60788
- 出版社/メーカー: タミヤ(TAMIYA)
- 発売日: 2015/02/21
- メディア: おもちゃ&ホビー
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