今回は奥野 宣之 (著)『人生は1冊のノートにまとめなさい』を紹介したいと思います。
私はこの本の影響でライフログを始めました。
本書は同じ著者が書いた『情報は1冊のノートにまとめなさい』の続編になります。
情報は1冊のノートにまとめなさい
本書は累計50万部を超えるベストセラーになっています。
情報管理がうまくいかない!続かない! その理由の一つは 複雑すぎるから!
仕事内容や取引先、勉強のジャンル毎に何冊もノートを使い分けているから結局続かない。 分類・整理を基本としたシステムは、ほとんどの人は使いこなせないのです。
シンプルに1冊のノートに時系列で記入していくだけで情報を本当に使いこなすことができ、分類や整理は一切不要なんです。
本書では、情報の一元管理の有用性やどのように記録していくか、また、どのように振り返るかということについて細かく説明されています。
日付ラベルや区切り線、記号化、
ねぎま式メモ、行間、タイトル付け、資料の貼り方、
ライフログなどの記述法から、集めた情報のマーキング、加筆、読み返し、
クロスリファレンスなどの咀嚼法、組み替え、植え替え、コラージュなどの発酵法、索引化による情報の活用法まで、1冊のノートを200%使い倒すテクニックが満載です。
旧版を全面的に書き直し、特に「書き方」「貼り方」「探し方」の新技術を大幅増補しました。
また、旧版はあくまで「情報整理」に留まっていましたが、完全版では、整理した情報を成果物へとつなげる「知的生産術」まで解説を広げています。
さらに、誰でも実践できる「アナログ検索」の技術を追加し、本文写真、巻頭口絵を増やして、よりビジュアル的に楽しめる作りに変えました。
ノートのカスタマイズ法、ノートづくりに役立つ文房具、おすすめ知的生産ブックガイドも新たに加えたノート術の決定版。
仕事でもプライベートでも使え、ビジネスパーソンや学生、主婦、マメな人、ズボラな人、初心者、上級者など、あらゆる人に役立つ内容です。
私はこれを読んで本書のテクニックの一部を取り入れ、必要な情報は基本的にA5サイズの『母艦ノート』というものにまとめています。
◎母艦ノート選びは下記の記事も参考になると思います。
人生は1冊のノートにまとめなさい
本書は、1冊のノートへの情報一元管理をベースとした
ライフログについて書かれた本です。
|記憶は消えていく
「この思い出や気持ちは一生忘れない!」
…と思っても、時間と共に記憶は薄れていくものです。
大切な経験や体験を薄れさせないためには記憶だけでは不十分で、記録が必要なんですね。
また、過去の体験や経験を振り返ることで、なぜ成功できたのか・なぜ失敗したのかを学び、人は成長していきます。
ノートを使って人生のログを残して、それをレビューすることで大きな飛躍につなげて行くことができます。
SNSやブログが当たり前に使われるようになり、日常をシェアする人も多い現代ですが、
SNSに投稿した記事を振り返ってみたことはあるでしょうか?
また、
SNSに上げる内容は、本当の自分と言えるのでしょうか?
SNSは他者が読むことを前提に書くため、『よく見せたい』意識が入り、そこには飾った自分が描かれている場合が多いと思います。
ノートによる
ライフログは
SNSとは異なり、飾らないありのままの自分を記録します。
本書では、アナログノートを使って人生のすべてをノートに記録する簡単な方法が紹介されています。
予定を書く手帳や一日の内容をまとめて振り返る日記とも違います。
ライフログノートには、その場その場で起きたこと、行動したこと、感じたことを時系列で記録していきます。
そして特別な出来事があった時や大きく感情が動いた時は、出来事に関連しているもの(写真・チケット・半券などなど)をどんどんノートに貼っていき、後で読み返した時に直ぐに記憶を取り戻せるようにするのがコツです。
体験したもの・感じたこと・その時の雰囲気を伝えるもの(写真など)などをどんどん入れて、自分の人生を一冊の本として育てていくと、読み返す時も楽しくなります。
ライフログを記録していると、自然に次の行動を自分で作っていく意識が芽生えます。
◎ノートを人生のタイムラインにする(Amazonでの紹介文より引用)
ライフログによって作られる世界でただ一つの「自分本」は、人生の航海日誌となります。
そこには、学びや感情の変化だけでなく、隠された自分のテーマも秘められています。
ライフログノートは、いわば自分の攻略本でもあり、過去の自分との対話を可能にする世界一刺激的な本なのです。
借り物の思想から脱却して、自分の頭で考え、
自分の言葉で語れるようにもなります。
そして、過去がノートとして見えることで、
前進している自分を肯定し、厚く太く自信が育っていくのです。
|読み返すことが重要
ライフログは書くだけでも効果が大きいのですが、読み返すことで何倍もの効果が得られます。
体験したこと、学んだことを確実に自分の糧とするには、
ライフログの読み返しが非常に有効です。
この本では、読み返しを前提とした
ライフログの記録法や読み返しための「マーキング」と「タイミング」の技術についても解説されています。
奥野氏は1冊のノートだけに情報をまとめるように提唱していますが、私はあえて2冊のノートを使っています。
一つは機動力重視のミニノート。
A7サイズの小さなミニノートです。
これを常に持ち歩いて、なんでも記録します。
もう一つは母艦ノート。
読み返しを前提として、情報をまとめるノートです。
ミニノートに書いた内容で、必要なものもこのノートに転記しておきます。
そして検索のための Evernote です。
多くの人に使われている電子ノートですが、私はこれを検索できる索引として活用しています。
使い方は簡単。
1日分のノートの写真を撮って、日付と主だったキーワードを書くだけ。
それだけでいざという時、情報を簡単に情報を引き出すことができます。
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