LOVE文房具:書籍「考える鉛筆」 と 小日向京さん [文房具][筆記具]
今回は以前も簡単に取り上げた書籍「考える鉛筆」(小日向京著)をじっくりレビューしたいと思います。
筆者紹介
名前:小日向 京(こひなた きょう)
(1968年生まれ) ※お、同い年だった。
職業:文房具ライター
「趣味の文具箱」(エイ出版社刊)で「旅は文具を連れて」「手書き人」などの手稿を連載。同誌にて様々な文具の紹介を行っています。
また、ナガサワ文具センターのサイトにて『ひねもす文房具』というブログも書かれています。
このブログは文房具好きにはたまらない魅力があり、たびたび覗かせてもらってますが、その充実っぷりにいろいろな刺激を受けています。
私にとって、このブログやは「趣味の文具箱」は物欲を大いに刺激されるので大変危険なんですが…
文房具ライターという職業柄、小日向さんの文房具に対する知識と愛情は半端ないです。
無類の鉛筆好きとしても有名で、あふれる鉛筆愛を著書『考える鉛筆』に注ぎ込んでいます。
趣味の文具箱
趣味の文具箱 vol.41の小日向さんの記事
考える鉛筆
はっきり言って、かなりディープな内容の本です。
かつて鉛筆に対してここまで細かく追求して書かれた本はなかったと断言できます。
この本を読むことで鉛筆に対する認識が変わります!
|削る愉しみ
鉛筆が他の筆記具と大きく異なる点は『削る』という行為。
これを面倒くさいと取るか、愉しみと取るかで意見は大きく変わる。
『削る』と当然削りカスが出るわけですが、そのときに鉛筆独特の木の香りを楽しむことができます。
また、削り方によって削りカスの形状も変わる。
美しく削れた削りカスのことを著者は「かす美」と称し、捨てずに取っておいて愛でるというフェチぶりも鉛筆への愛深さゆえなのでしょう。
本書では様々な削り器についても紹介されています。
中でもDUXのメタルシャープナーは個人的にも気になる存在です。
ダイヤルを回すことで芯の長さを3段階に調整できます。
ちなみに私はステッドラーのシャープナーを愛用しています。
切れ味バツグンで、私好みの芯の長さに削れます。
- 出版社/メーカー: ステッドラー
- メディア: オフィス用品
鉛筆達人はナイフで削ることも嗜んでいます。
本書でオススメされいた鉛筆削りにピッタリのナイフは『肥後守』。
削り口をイメージ通りに削ることができるとのこと。
永尾駒製作所:昔なつかしいナイフ
肥後の守 青紙割り込み 中
- 出版社/メーカー: 永尾駒製作所
- メディア: その他
本書では写真入りで削り方も説明されいます。
|キャップの話
鉛筆を持ち歩く場合、芯で汚れないようにするにはキャップをつけるのが一番簡単。
鉛筆用のキャップは様々なものが売られていますが、汚さず持ち運ぶという目的だけなら、割り箸の紙袋を紙のキャップとしてもオーケー。
わりばし鉛筆
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