紺碧ブログ

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【厳選】使用シーン別オススメ折り畳み自転車【ミニベロ】【折り畳み】【非電動】

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DAHON オフィシャルサイトより引用

秋!涼しく過ごしやすい季節になり、色々な所へ出かけたくなりますね。
折り畳み自転車を旅のお供に持って行くと行動範囲が広がって、より楽しい思い出を作る事ができるでしょう。

今回は折り畳み可能なミニベロについて考えてみたことをコラム的に書いてみました。
2021年販売中の自転車から使用シーン別で自分的にオススメの折り畳みミニベロ(非電動)を紹介していきたいと思います。

これから折り畳みミニベロの購入を検討している方にとって少しでも参考となれたら嬉しいです。

※オススメの電動アシスト付き折り畳み自転車については↓の記事にまとめています。

konpekikai.hatenablog.com

目次

街乗りメイン/気軽に車載・輪行

街乗りメイン、気軽に輪行・車載して出先でチョイ乗りして楽しむというシーンを想定したオススメの折り畳み自転車をチョイスしてみました。

DAHON K3

まず筆頭に挙げるのは「DAHON K3」です。
タイヤ径は14インチ。小回りが効くので街乗りではキビキビ走ります。
フロントギアは53tと大きいものが使用されていて、リア3速(9/13/17T)の最適なギアレシオにより14インチとしてはかなり高速に走ることができ、また多少の坂なら楽に登っていけるポテンシャルを持っています。
何よりカッコイイ!
重量はカタログスペックで7.8kgとミニベロでは最軽量級。
これなら気軽に電車輪行できますね!
実売価格も9万円を下回っているのでリーズナブル!
キャリアなどのオプションはないので基本的にはバックパックを背負って走る感じなると思います。

【オススメな点】

  • 軽い!(僅か7.8kg)
  • 折り畳んだ時に非常にコンパクトになる!(W65 × H59 × D28cm)
  • 輪行が楽
  • カッコイイ!(個人的な主観)
  • 実売価格9万円以下

【イマイチな点】

  • ホイール系が小さいので段差に弱い
  • ヒルクライムなどの激しい坂には不向き
  • 砂利道なども苦手そう
  • キャリアなどのオプションがないので荷物の積載量は少ない

【評価】

  • 携帯性 :★★★★★
  • 重量  :★★★★☆
  • 走行性能:★★★☆☆
  • 拡張性 :★☆☆☆☆
  • 価格  :★★★★☆

ルノーRENAULT)PLATINUM LIGHT8

DAHON K3より一回り大きなタイヤ径(16インチ)の折り畳みミニベロで、こちらもかなりの軽量(8.8kg) DAHON K3より1kg重いけど8.8kgは十分な軽さだと思います。
車体の作りや折り畳み機構もDAHONに似ていて折り畳み時のサイズもかなりコンパクト(W70×H56×D38)
折り畳んだ時の幅がちょっと大きいかな? PSF1と同等かそれよりあるかも。
DAHON K3より多い7段変速ギアがついているので、より細かい速度調整が可能。
タイヤ径も16インチなので多少の段差は大丈夫でしょう。
お値段も6万円台なので、DAHON K3より2万円程リーズナブルですね。
街乗り・ちょい乗りメインで、旅先の足にも丁度いい折り畳み自転車だと思います。

【オススメな点】

  • 軽い!(8.8kg)
  • 折り畳んだ時に非常にコンパクトになる!(W70×H56×D38cm)
  • 輪行が楽そう
  • 7段変速装備
  • 実売価格6万円台前半

【イマイチな点】

  • 折り畳んだ時の幅が少し大きい(D38)
  • 低価格を実現するためコンポーネントは安いものを使っている
  • 溶接が少し雑
  • キャリアなどのオプションがないので荷物の積載量は少ない

【評価】

  • 携帯性 :★★★★☆
  • 重量  :★★★★☆
  • 走行性能:★★★☆☆
  • 拡張性 :★☆☆☆☆
  • 価格  :★★★★☆

ルノーRENAULT)PLATINUM LIGHT6

ルノー PLATINUM LIGHT8より更に小さく軽い折り畳み自転車。
その分、色々割り切って作っているようです。
タイヤ径はDAHON K3と同じ14インチ。
重量はDAHON K3より更に軽い6.8kg!
シングルギアなので変速はできない。
その分、チェーン落ちなどのトラブルは少ないと思われる。
実売価格は6万円を切って5万円台後半。
出先でのチョイ乗りと割り切った用途で使うならベストチョイスかもしれない。

【オススメな点】

  • 超軽い!(6.8kg)
  • 折り畳んだ時に非常にコンパクトになる!(W65×H56×D38cm)
  • 輪行が楽そう
  • 実売価格5万円台後半
  • シングルギアなのでチェーン落ちなどのトラブルが少ないと思われる。

【イマイチな点】

  • 折り畳んだ時の幅が少し大きい(D38)
  • 低価格を実現するためコンポーネントは安いものを使っている
  • 溶接が少し雑
  • キャリアなどのオプションがないので荷物の積載量は少ない
  • シングルギアなので対応できる場所が限られている(坂は苦手だろう)
  • 段差が苦手

【評価】

  • 携帯性 :★★★★☆
  • 重量  :★★★★★
  • 走行性能:★☆☆☆☆
  • 拡張性 :★☆☆☆☆
  • 価格  :★★★★★

BROMPTONブロンプトン

ブロンプトンはオシャレな折り畳みミニベロの代名詞的な自転車ではないでしょうか?
友人が乗っているので何回か試乗させてもらいましたが、走行性能、折り畳み機構、オプションによる拡張性など完成度はすごく高いと思います。
一方で価格が高いのと上記3機種に比べて重量がやや重くて10kgを超えてしまう。(レギュラーモデルで11.7kg〜/スーパーライトモデル10.59kg〜)
折り畳んだ時のサイズが W585 x W580 x D270mm とかなりコンパクトになるのは魅力的!
また、キャスター付きのリアキャリアやワンタッチで装着できるフロントバッグなどのオプションが多く、かつ、オシャレなものが多いのが魅力です!
走行性能は2速/3速/6速が用意されています。(6速は外装3段・内装3段という変わったギア構成)
ハンドル形状はS型、M型の2種類から選べるのも特徴。
友人のブロンプトンは6速モデルで、自分と一緒にヒルクライムもやりましたので坂道も行ける性能は確認済みです。

【オススメな点】

  • 折り畳んだ時に非常にコンパクトになる!(W585 x W580 x D270mm)
  • 輪行が楽!
  • 豊富なオプション…積載量も多くできる
  • オシャレ!
  • ハンドル(S型/M型)の選択ができる
  • カラーバリエーションが豊富
  • 6速モデルなら坂道もイケる!

【イマイチな点】

  • 若干重い(10kgオーバー)
  • 価格が高い(レギュラーモデルで20万1000円〜、スーパーライトモデルで31万9000円〜)
  • オプションが豊富なので沼に陥りやすい
  • 6速モデルは変速方式が変わっている(外装3段、内装3段)ので慣れが必要
  • 人気なので他の人と被りやすい…かも?

【評価】

  • 携帯性 :★★★★★
  • 重量  :★★★☆☆
  • 走行性能:★★★☆☆
  • 拡張性 :★★★★☆
  • 価格  :★☆☆☆☆

持ち運びも走りも妥協したくない!

車載や輪行も気軽にできて、更に走りにもこだわりたい! ロングライドやヒルクライムにも対応出来るような欲張りスペックを想定したオススメの自転車をチョイスしてみました。

birdy(バーディ)Air

昔は「BD1」という名称で販売されていた折り畳みミニベロの名車の一つ。
なんと言っても特徴的なのがフロントのサスペンション機構。
フロントサスがついている折り畳みミニベロはbirdyシリーズくらいじゃないのかな?
リアにもサスペンション機構があり、前後のサスによって衝撃が吸収され乗り心地が良いようです。
折り畳み機構も独特で、メインフレームを折ることなく、リアのサスペンション部分から縦に折れる機構を採用している。(僕の持っているBESV PSF1も同じ折り畳み方式)
Airモデルは10kgを切る重量に仕上がっているので持ち運びも楽。
タイヤ径は18インチでギアは9速のSORAを搭載している。
birdyをベースに改造している方も多く、20インチ化や11速化などが定番のカスタマイズになている。
また、リアキャリアなどのオプションもあって、用途に応じたカスタマイズができるのも魅力。

【オススメな点】

  • タイヤ径18インチ&9速ギアで妥協のない走りを実現
  • 前後サスペンションで衝撃吸収/ロングライドでも疲れを軽減
  • 豊富なオプション
  • 歴史に基づいた確かな性能
  • この性能で10kg以下という軽量
  • カスタムしやすい
  • 折り畳み時のサイズもコンパクト(W72×H60×D34cm)

【イマイチな点】

  • 価格が高い(Airモデルで20万3500円)
  • カスタマイズ沼に陥る可能性がある
  • 人気なので他の人と被りやすい…かも?

【評価】

  • 携帯性 :★★★☆☆
  • 重量  :★★★☆☆
  • 走行性能:★★★★☆
  • 拡張性 :★★★★☆
  • 価格  :★★☆☆☆

Caracle-S

テックワンという日本のメーカーが開発した折り畳み自転車で、折り畳むとスーツケースに収まってしまうというコンパクトさが魅力のモデル。
タイヤ径は20インチ(406)なので走行性能も高いです。
コンパクトな折り畳み自転車でも走行性能は妥協したくない!という方にはオススメです!
標準モデルはシマノSORA(9速)、スポーツモデルはシマノTiagra(10速)というロードバイクコンポーネントを使用。
重量は9.6kg(スポーツモデル)と10kgを切っています。
価格はやや高めで標準モデルが145,200円、スポーツモデルが169,400円となっています。
最大のメリットはスーツケースに収まること!
スーツケースにいれて飛行機輪行もできるし、大きめのコインロッカーにも入ってしまうというサイズが魅力です。

【オススメな点】

  • 折り畳んだ時にスーツケースにも入る大きさになってしまう
    (H65×W47×D33cm)
  • 輪行が楽!&飛行機輪行対応!
  • タイヤ径20インチ&10速ギアで快適走行!
  • 10kgを下回る重さ

【イマイチな点】

  • マイナーメーカーのため納車が遅そう
  • カラーバリエーションが少ない
  • 価格が高め
  • リアキャリアなどのオプションがないので積載力は低そう。

【評価】

  • 携帯性 :★★★★☆
  • 重量  :★★★★☆
  • 走行性能:★★★★☆
  • 拡張性 :★★☆☆☆
  • 価格  :★★☆☆☆

TERN Verge P10

折り畳み時のコンパクトさを多少犠牲にしても満足いく走行性能を追求したい!
そんな意気込みが感じられるのが「TERN Verge P10」です。
20インチ451規格の大きなをタイヤ径を採用!
シマノ Deore 10速を搭載し、更に油圧ディスクブレーキまで搭載している。
重量は11.7kgとやや重いがコストと走行性能を考えると妥当な重さと言えるでしょう。
既に2022年モデルがラインナップされて価格は16万9400円。
2021年モデルはAmazonで3万円程やすい13万6278円で販売されている(2021年10月6日現在)

【オススメな点】

  • TERNらしい重厚で質実剛健な見た目
  • 走行性に優れた451規格のタイヤ径を採用
  • 10速ワイドレシオのギア
  • 油圧ディスクブレーキ搭載

【イマイチな点】

  • 折り畳んだ時のサイズが大きめ(W80×H74×D38cm)
  • 少し重い(11.7kg)
  • 価格が高め

【評価】

  • 携帯性 :★★☆☆☆
  • 重量  :★★★☆☆
  • 走行性能:★★★★☆
  • 拡張性 :★★☆☆☆
  • 価格  :★★☆☆☆

ロードバイク並みの走行性能を求めたい!

携帯性や折り畳みの取り回しを多少犠牲にしてもロードバイクのような軽快な走りを味わいたい!
ドロップハンドルと多段ギアは必須!
そんな走行性能を重視されている方向けのオススメ折り畳み自転車をチョイスしてみました。

DAHON Speed RB

「Speed falco」をベースにドロップハンドルやディスクブレーキなどの装備変更をして走行性能を高めたモデル。
コンポーネントは多くのロードバイクにも使用されているシマノ4700系Tiagraを採用。
フロント2速(52t / 36t)リア10速(11-25t)とロードバイクと同等のギアを搭載している。
タイヤ径は451規格(20インチ)を採用。
重量は12kgとやや重い。
メーカー希望価格21万2300円。

【オススメな点】

  • ドロップハンドルを採用した折り畳みミニベロロード
  • 走行性に優れた451規格のタイヤ径を採用
  • コンポーネントシマノTiagraを搭載
  • ディスクブレーキ搭載(機械式)

【イマイチな点】

  • 折り畳んだ時のサイズが大きめ(W82 × H66 × D56cm)
  • 少し重い(12kg)
  • 価格が高い

【評価】

  • 携帯性 :★★☆☆☆
  • 重量  :★★☆☆☆
  • 走行性能:★★★★☆
  • 拡張性 :★★☆☆☆
  • 価格  :★☆☆☆☆

CARACLE-COZ

日本のメーカー「テックワン」が開発した折り畳みミニベロロードが「CARACLE-COZ」だ。
完成車はロードバイクでも上級グレードとなるシマノ「R8000系アルテグラ」または「R7000系105」を採用しており、フロント2速/リア11速と正にロードバイク
特筆すべきはその軽さで、リムブレーキ仕様(ライトモデル)の重量は僅か6.7kg!
ディスクブレーキモデルでも7.7kgという超軽量。
タイヤ径は20インチ451規格を採用。
妥協のない走行性能と引き換えに折り畳みを行う際は前輪を外すなどのやや複雑な手順を要する。
また、折り畳み運搬時にチェーンが外れやすいという問題も起きているので、走行性のために運搬の容易性をある程度犠牲にしたモデルと言える。
(それでもロードバイク輪行手順よりはずっと楽だと思う)
価格は105搭載のリムモデルが22万1000円〜で、最上位のアルテグラ搭載ディスクモデルが35万円。
折り畳みミニベロとしては珍しくフレームセットのみの販売もある。

【オススメな点】

  • 7kgを下回る超軽量(リムブレーキ・ライトモデル)
  • ドロップハンドルを採用した折り畳みミニベロロード
  • アルテグラ/105といった本格的なロードバイク用コンポ採用
  • 走行性に優れた451規格のタイヤ径を採用
  • ディスクブレーキモデルも選べる
  • フレームセットのみを購入して好みのコンポでバラ完することもできる

【イマイチな点】

  • 折り畳みが複雑(前輪を外したり、ハンドルを固定したりする必要がある)
  • 折り畳み運搬時にチェーン落ちする可能性が高い
  • 価格が高い
  • マイナーメーカーなので納車待ちの可能性がある

【評価】

  • 携帯性 :★★☆☆☆
  • 重量  :★★★★★
  • 走行性能:★★★★★
  • 拡張性 :★☆☆☆☆
  • 価格  :★☆☆☆☆

最後に…

独断と偏見で選んだ「シーン別折り畳み自転車」のコラムはいかがだったでしょうか?
自分はBESV PSF1という電動アシスト付き折り畳みミニベロを所有していますが、20kgという重さがネックで電車輪行には腰が重いというのが悩みですね。
本当は1台で何役もこなす自転車というのが理想でしょうが、どの自転車も一長一短あるので自分が本当に使いたい用途を見極めて最適なものを購入すると幸せになれると思います。

また、複数の自転車を所有して用途に応じて使い分けるというのもいいですよね。

自分はもっと気軽に輪行旅がしたいので、サードマシンとしては「DAHON K3」や「ルノー PLATINUM LIGHT8」なんかも良いかなぁ…なんて思ってます。

次回は「使用シーン別折り畳み電動アシスト付き自転車」のコラムを書いてみたいと思います。

 

BSEV PSF1についてもっと知りたい人は↓の記事を参考にして下さいね。

 

konpekikai.hatenablog.com

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