紺碧ブログ

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【厳選】使用シーン別オススメ電動アシスト付き折り畳み自転車【ミニベロ】【折り畳み】【電アシ】

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BESV公式HPより引用

前回紹介したオススメの「非電動」折り畳み自転車に引き続き、「電動アシスト付き」折り畳み自転車のオススメ記事をお送りします。

2021年販売中の電動アシスト付き折り畳み自転車から使用シーン別でオススメを紹介していきたいと思います。(評価は完全に自分視点なのでご了承ください。)

これから電動アシスト付き折り畳みミニベロの購入を検討している方にとって少しでも参考となれたら嬉しいです。

※オススメの非電動折り畳み自転車については↓の記事を参考にしてください。

目次

高性能!ロングライドもイケる万能マシン

電動アシスト付きはモーターやバッテリーを搭載しているため、非電動車と比べるとどうしても重くなります。
そこで、前回の記事とは逆に「電動アシスト付き」のメリットを最大限楽しめる高性能車からオススメラインナップしていきたいと思います。

以下に紹介するモデルは、大容量バッテリーでロングライドが可能。変速機付きで電動アシストを使わない時でも走行性能が高い自転車です。
重さはそこそこあるものの折り畳んでコンパクトになるので収納しやすかったり、車に積んで気軽に持ち運べるというのも魅力です。

BESV PSF1

自分が所有している電動アシスト付き折り畳みミニベロです!
過去の記事を読んでいただければお分かりになると思いますが、100kmを超えるロングライドや高原でのヒルクライムも楽しめる高性能車です。

BESV PSシリーズはデザインが秀逸で、特にフレームとバッテリーの一体感が素晴らしいです!

折り畳み時の大きさはW84×H77×D34cm。
他車と比較して折り畳み時の幅は小さく、電車輪行の際に邪魔になりにくいメリットがあります。

標準装備のサイコンはアシストモードやバッテリー残量の他、走行スピード、TRIP距離、ODD(総走行距離)、ケイデンスRPM)、平均速度なども見ることができ、更にパワーメーターまでついています。ロードバイク用のパワーメーターは10万円以上するのがザラですから標準装備なのは嬉しいです!
また、サイコンにはUSB Cポートがありスマホなどへの給電が可能!
BESVから提供されているアプリを利用することでiPhone/Androidでも各種情報を見たり、走行中ログを取ることもできます。

オプションのリアキャリアにはキャスターがついているので、折り畳んだ状態でも転がして移動することができます。

電動アシスト走行性能としてはエコモード90km〜パワーモード50kmとロングライドが可能。
リアハブモーター式のアシストを採用。パワーがあって激坂も難なく登れます。

イマイチな点としては…
やっぱり重い! リアキャリア&バッテリー込みの重量で20kgあるので、車への積み込みや電車輪行で少し取り回ししにくい。(オプション非搭載時で18kg)
バッテリーがやや付けにくく外しにくい。容量もあと少しだけ大きければバッチリだった。
折り畳み機構を実現するためフロントフォークはアルミ製となり、PS1Aなど非折り畳みモデルに装備されていたフロントサスペンションは廃止。そのため路面の振動が手に伝わりやすい。
リアキャリアの位置が低いのでパニアバッグを装着した際に踵が干渉する(ただし工夫することで回避可能)
街乗りを意識しているためか標準のハンドルステムが長い。
オプションでショートステムが用意されているので、自分はこちらに換装している。

価格は28万1600円(税込)とかなり高価。

【オススメな点】

  • 大容量バッテリーでロングライドが可能(エコモード90km〜パワーモード50km)
  • アシストパワーが強力で激坂も楽に登れる
  • 折り畳んだ時の幅が狭い!(D34cm)
  • 電動アシストを使わなくても、そこそこ良い走りをしてくれる
    シマノALTUS(7速ギア)搭載
  • 機械式ディスクブレーキ搭載
  • デザインがすっきりしていてスマートな見た目
  • リアキャリアのキャスターで折り畳み時に転がして移動可能
  • キャリアを利用することでかなり多くの荷物を運搬可能
  • サイコンが高性能
  • USB給電機能がある

【イマイチな点】

  • 重い!(オプション無しで約18kg:バッテリー込み)
  • 折り畳んでもそこそこデカい(W84×H77×D34cm)
  • リアキャリアの位置が低いのでパニアバッグが踵に干渉する(回避策アリ)
  • フロントフォークがアルミ製かつ折り畳み機構のため、剛性が低い割に手に振動を伝えやすい。
  • フロントのケーブル類がイマイチすっきりしていない
  • 標準のサドルが硬く、ロングライドするなら交換は必須
  • ライトが標準装備していない
  • 標準のハンドルステムが長すぎ(オプションでショートステムの販売アリ)
  • 価格が高い

【評価】

  • 携帯性   :★★☆☆☆
  • 重量    :★☆☆☆☆
  • 走行性能  :★★★★☆
  • 最大走行距離:★★★★☆
  • 拡張性   :★★★★☆
  • 価格    :★★☆☆☆

TERN Vektron S10

TERNのハイスペック電動アシスト付き折り畳みミニベロが「Vektron S10」だ。

BOSCH性のドライブユニットを搭載しておりパワーアシストが可能。
クランクアシストタイプなのでペダリングに感応して自然なアシストをしてくれるのが魅力!
標準装備のバッテリーで最大走行距離は約100km。
別売のPOWER PACK 500を購入すれば、160km以上のロングライドが可能。
自転車本体もコンポーネントシマノTiagra(10速)が装備されていて基本性のもPSF1を上回っている。
デザインもVergeシリーズを継承しており、正に走りに特化した電アシ付きミニベロとなっている。
ハンドルはエルゴノミックタイプになっており、ライトも標準装備。

大容量バッテリーやリアキャリアなどオプションが豊富なのもVektronの魅力の一つだろう。

一方で、Vektronは折り畳んでもかなり大きい(W86 x H65 x D41cm)
特に幅が大きいので車載や輪行の際に少し使い勝手が悪いかもしれない。
重さもオプション非搭載時に19.8kgでPSF1より1.8kg重い。

折り畳み時も転がして移動できるようになっている。

価格は29万8000円(税別)とかなり高価。

【オススメな点】

  • 大容量バッテリーによるロングライドが可能
  • BOSCH製のパワーユニット装備で自然なアシスト
  • Tiagra(10速)を搭載しており、非電アシ時の走行性能も高い
  • バッテリー給電式のライトが標準装備
  • 油圧式ディスクブレーキ搭載

【イマイチな点】

  • 重い!(19.8kg)
  • 折り畳んだ時のサイズが大きい(W86 x H65 x D41cm)
  • 価格が高い!

【評価】

  • 携帯性   :★★☆☆☆
  • 重量    :★☆☆☆☆
  • 走行性能  :★★★★★
  • 最大走行距離:★★★★★
  • 拡張性   :★★★★★
  • 価格    :★☆☆☆☆

BENELLI ZERO N2.0

BENELLI(ベネリ)は元々バイクを製造・販売していたイタリアの会社。
バイクで培った技術を投入し、独自のe-bikeを開発・販売している。

ベネリの折り畳みe-bikeはいくつかのタイプがあるが、ZERO N2.0は20インチ(406)タイヤ径を採用して走行性を重視したモデルとなっている。
(オフロード走行を意識し、太めのタイヤを装備した「ZERO N2.0 FAT」というモデルもある)

大容量バッテリー搭載で最長走行距離はカタログスペックで90kmとなっている。
コンポーネントシマノターニー(7速)を装備。
7速あるので電動アシストがない状態でもかなり走行できそう。

重量18.5kg。
折り畳み時のサイズはW84 × H66  × D45cmで大きい。

価格は17万3800円(税込)で、PSF1やVektronに比べてお買い得感がある。

バイクメーカーらしく見た目はガッチリしていて男性が好みそうなスタイル。
リアキャリアも標準装備(バッテリはリアキャリアの下に設置されている)

折り畳み時は転がすことができないので、背負うなどして運ぶ必要があるのがネックかな。
そのため電車輪行には不向き。
Vektron同様に自走か車載がメインになりそう。

【オススメな点】

  • 同クラスの車種と比べてかなりリーズナブル!(17万3800円(税込))
  • ゴツイ見た目
  • 機械式ディスクブレーキ搭載
  • 7速ギアにより非アシスト時の走行も問題なさそう

【イマイチな点】

  • 重い!(18.5kg)
  • 折り畳んだ時のサイズが大きい(W84 × H66  × D45cm)
  • 折り畳み時に転がして運ぶことができない
  • コスト削減のためコンポなどは安価なものが使われている

【評価】

  • 携帯性   :★☆☆☆☆
  • 重量    :★☆☆☆☆
  • 走行性能  :★★★★☆
  • 最大走行距離:★★★★☆
  • 拡張性   :★★★☆☆
  • 価格    :★★★☆☆

ポタリングを楽しむスタイリッシュなモデル

街乗りをメインとしつつも、たまには車載や輪行で旅に出かけて現地で気ままなポタリングを楽しみたい…という要望にピッタリと合ったモデルをチョイスしてみました。
以下2機種はどちらもスタイリッシュで街乗りにもポタリングにも相性が良いと思います。

BENELLI mini Fold 16 シリーズ

ZERO N2.0を開発したベネリ社製の16インチ折り畳みe-bikeが「mini Fold 16」シリーズだ。
基本となるのが「mini Fold 16」で、スペックは重量17.6kg、折り畳みサイズW83×H63×D45cm。内装3段ギア搭載。

バリエーションとして見た目をクラシカルにした「mini Fold 16 classic」、変速機構を無くしてコストダウンした「mini Fold 16 popular」、性能は維持したまま各パーツを見直してコストダウンに成功した「mini Fold 16 popular プラス」が展開されている。

価格は「mini Fold 16」で17万3800円。
コストダウン版の「mini Fold 16 popular」で11万9790円。

シストレベルは4段階あり、走行距離はアシストレベルlowで80km/アシストレベルHighで45km。ドライブはフロントハブ式で、フロントでアシスト/リアは自走というダブル駆動となっている。

ライトも標準装備でバッテリーから給電される。

このモデルはサドル後部にキャスターがあり、折り畳んだ際にキャスターで転がして運べるという面白い機構を搭載している。

見た目もスタイリッシュにまとまっていて女性にもウケそう。

重さは約18kgあるので簡単に持ち運びというわけには行かないが、キャスターのおかげで転がして運べるので折り畳み時の使い買っては良さそう。

実は友人が購入していて毎週50kmくらい走っているとのこと。
かなり気に入っているようだ。

【オススメな点】

  • 廉価モデルならかなりリーズナブル!(11万9790円〜)
  • スタイリッシュな見た目
  • キャスター機構により折り畳み時の使い勝手が良い
  • カラーバリエーションが豊富
  • 用途と予算に合わせて選べるシリーズ展開

【イマイチな点】

  • やっぱり重い!(17.8kg)
  • 折り畳んだ時のサイズが大きい(W83×H63×D45cm)
  • リアキャリアがないので積載量が少ない
  • 廉価版はアシスト走行距離が短い

【評価】

  • 携帯性   :★★☆☆☆
  • 重量    :★★☆☆☆
  • 走行性能  :★★★☆☆
  • 最大走行距離:★★★☆☆
  • 拡張性   :★★☆☆☆
  • 価格    :★★★★☆

 

Daytona Pottering Bike DE01

ポタリングや街乗り中心の用途でスタイリッシュな電動アシスト付き折り畳み自転車が欲しい!という方には正にこのモデルがオススメ!
その名も「PotteringBike(ポタリングバイク)」
名前の由来通りポタリングを楽しむために開発されたモデルと言えるでしょう。
クラシカルな印象のフレームにレザーパーツを取り入れた見た目が特徴的!
一見すると電アシ車には見えませんが、小型のリアキャリアの上に乗っているレザーバッグの中にバッテリーが入っています。

走行距離はカタログスペックで50kmと少なめですが、街乗りやポタリングがコンセプトなので十分じゃないでしょうか。

見た目とは裏腹に9速の変速機能を搭載しており、自転車の基本性能も高いようです。

重量は17.8kg。折り畳み時のサイズはW875×H675×D390mm。
価格は17万4900円(税込)

またDE01Xというハイスペックモデルも展開されており、こちらはなんとシマノ105(10速)仕様で油圧デスクブレーキも搭載しています。
バッテリー容量も増えていて、カタログスペック最大走行距離は80kmまで拡張されています。
価格は26万1800円(税込)

【オススメな点】

  • クラシカルでオシャレな見た目!
  • 見た目とは裏腹に走行性能が高い
  • 一見すると電アシ車には見えない
  • カラーバリエーションが豊富
  • リアキャリアなどのオプションも用意されている

【イマイチな点】

  • やっぱり重い!(17.8kg)
  • 折り畳んだ時のサイズが大きい(W875×H675×D390mm)
  • アシスト走行距離が短い(DE01Xは除く)

【評価】

  • 携帯性   :★★☆☆☆
  • 重量    :★★☆☆☆
  • 走行性能  :★★★★☆
  • 最大走行距離:★★☆☆☆
  • 拡張性   :★★★☆☆
  • 価格    :★★★☆☆

軽さと携帯性重視

軽さは正義!
電動アシストの最大走行距離や走行性能を犠牲にしても軽さと携帯性を重視したい!という方向けのモデルをチョイスしてみました。

TRANS MOBILLY NEXT140

トランスモバイリーのNEXT140は割り切った作りのモデルです。
タイヤ径は14インチ+シングルギアといったシンプルな作り。
特筆すべきは重量で、なんと11.3kg!
電動アシスト付きでこの重量は素晴らしいです。
これなら少し頑張れば電車輪行できます。
しかし折り畳みサイズはW65×H61×D45なので、幅はそれほどコンパクトではないです。

このモデルに搭載されているバッテリーが変わっておりフロントライトと一体型となっていてハンドル(ステム部分)に取り付けるというもの。大きさもかなり小さめ。
スマホなどのモバイルバッテリーとしても使えるというのが面白い。
走行モードは1モードのみ。最大走行距離は24kmと少なめ。
ただし、バッテリーが小型なので予備のバッテリーを持っていけば走行距離を伸ばすことができます。

モーターはフロントホイールのハブにあり前輪駆動となっている。(出力250W)
パワーはあまりないので他社のエコモード(Lowモード)と同様のアシスト力と思った方が良いでしょう。
いくつかの動画を確認したところ、街乗りでの漕ぎ出しはスムーズで確かにアシストも感じられるようです。

価格は11万円。

【オススメな点】

  • 国内最軽量級の11.3kg!
  • 軽さは正義! 輪行袋に入れて電車輪行も楽々できる重さ
  • シングルギアなのでチェーン落ちなどの駆動系のトラブルが起きにくい
  • リーズナブルな価格設定(11万円)
  • ライトとモバイルバッテリーを兼ねるバッテリー
  • バッテリーが軽いので予備を持っていくのも苦ではない

【イマイチな点】

  • 折り畳み時の幅がそれなりにある(W65×H61×D45)
  • バッテリ容量が少ない
  • 最大アシスト走行距離が短い(24km)
  • シングルギアなので走行できるシーンに限りがある
    (激坂とは無理だろう)
  • キャリアなどのオプションがないので荷物積載は少ない

【評価】

  • 携帯性   :★★★★☆
  • 重量    :★★★★★
  • 走行性能  :★☆☆☆☆
  • 最大走行距離:★☆☆☆☆
  • 拡張性   :★☆☆☆☆
  • 価格    :★★★★★

なお、16インチ+3速ギアのNEXT163というモデルもあります。

TRANS MOBILLY NEXT163

こちらも価格は11万円。
重量は11.9kgとかなり軽量です。
折り畳み時のサイズはW70×H65×D45cm。
走行性能はこちらの方が高いので600gの差でならこちらを選択するのもアリですね。

【オススメな点】

  • 国内最軽量級の11.9kg!
  • 軽さは正義! 輪行袋に入れて電車輪行も楽々できる重さ
  • 16インチ+3速ギアでそこそこ走れる走行性能
  • リーズナブルな価格設定(11万円)
  • ライトとモバイルバッテリーを兼ねるバッテリー
  • バッテリーが軽いので予備を持っていくのも苦ではない

【イマイチな点】

  • 折り畳み時の大きさはそれなりにある(W70×H65×D45)
  • バッテリ容量が少ない
  • 最大アシスト走行距離が短い(24km)
  • キャリアなどのオプションがないので荷物積載は少ない

【評価】

  • 携帯性   :★★★★☆
  • 重量    :★★★★★
  • 走行性能  :★★☆☆☆
  • 最大走行距離:★☆☆☆☆
  • 拡張性   :★☆☆☆☆
  • 価格    :★★★★★

最後に…

独断と偏見で選んだ「使用シーン別電動アシスト付き折り畳み自転車」のコラムはいかがだったでしょうか?

電動アシスト付き自転車はモーターやバッテリーなどがあるため、重量はどうしても重くなってしまうのがネックですね。
ただ電動アシストの恩恵は大きく、特にストップ&ゴーが多い街中や坂の多い山や田舎などでは非常にありがたい存在です。

ライフスタイルや使用目的応じて適切なモデルを選べば、きっと幸せになれると思います。

前回と今回の2回の記事が折り畳み自転車購入の参考になれば嬉しいです。

 

BSEV PSF1についてもっと知りたい人は↓の記事を参考にして下さいね。

 

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