書籍レビュー:[自己啓発]7つの習慣 習慣が人を創る
今回はベストセラー「7つの習慣」を紹介します。
かなり有名なので一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
「7つの習慣」はスティーブン・R・コヴィー博士の著書で、人生哲学、成功の法則、自己啓発、ビジネス書として代表的な本となっています。
私が7つの習慣に出会ったのは15年程前ですが、コヴィー博士が提唱する人生を成功に導くための思想・哲学は強烈なインパクトがあり、今でも時折本書を読み返しています。
その根底には「インサイド・アウト」という考え方があります。
アウトサイド・インの考え方:
何か物事が上手くいかなかった時「自分以外の○○のせいだ」
他人のせい、環境のせい・・・と原因を自分の外に置く考え方
インサイド・アウトの考え方:
状況を変えたければ、まず自分たちを変えなければいけない
自分のできることにフォーカスする考え方
コヴィー博士は、人生における成功はインサイド・アウトをベースにした以下の7つの習慣を行うことで獲得できる説いています。
第一の習慣:主体性を発揮する
第二の習慣:目的を持って始める
第三の習慣:重要事項を優先する
第四の習慣:WIN-WINを考える
第五の習慣:理解してから理解される
第六の習慣:相乗効果を発揮する
第七の習慣:刃を研ぐ
この7つの習慣を図にまとめると以下のようになります。
各習慣について詳細説明していくと、それこそ一冊の本が書けてしまうので、ここでは簡単に概略だけ説明します。
第一の習慣~第三の習慣は、私的成功のための習慣です。
主体性を発揮し、ゴールイメージを定め、最も重要な事項を優先して行っていくことで私的な成功を収めることができるとコヴィー博士は説いています。
しかし、これで終わりではありません。
第四の習慣~第六の習慣は、公的成功のための習慣です。
常にWIN-WINを考えて人と付き合い、まず相手を理解してから自分を理解してもらう。
そして相乗効果(シナジー)を発揮することで公的な成功を手に入れることができるのです。
これら第一~第六の習慣は、第七の習慣「刃を研ぐ」ことによって強化されていきます。
第七の習慣:「刃を研ぐ」(自分に磨きをかける)
肉体:心身の健康のための行動(運動、食事、休息など)
知性:教養を身につけるための行動(読書、勉強、セミナーなど)
社会・情緒:社交力などを向上させるための行動(ソーシャル活動・奉仕活動など)
精神:メンタル面を強化するための行動(瞑想、マインドフルネスなど)
これに加えて自分の役割における目標を設定して、それに向かって行動を起こすことを重要視しています。
役割は一つではありません。
家族の一員、伴侶、地域社会の一員、会社の担当、友人・・・etc.
一週間毎に「刃を研ぐ」4項目と役割をレビューし、それぞれに対してなすべき目標を定めて行動していくということです。
以上を実践していけば、確かに人間として大きな成長できると思える内容です。
・・・ですが、これを実践していくのはなかなかに難しい!
そこで、コヴィー博士らは「7つの習慣」の実践ツールを考案しました。
書籍「7つの習慣」ですが、原書は当然ながら英語になります。
英語の勉強がてら「7つの習慣」の原書にも挑戦してみましたが、日本語対訳版を読んでいたこともあり、わりとスムーズに読むことができました。
The 7 Habits of Highly Effective People: Powerful Lessons in Personal Change (English Edition)
- 作者: Stephen R. Covey
- 出版社/メーカー: RosettaBooks
- 発売日: 2013/11/15
- メディア: Kindle版
また、オーディオブックはコヴィー博士の肉声の講義になっています。
音声で聴くことで「7つの習慣」の思想が身体に染み込んでくる感じを覚えます。
The 7 Habits of Highly Effective People: 15th Anniversity Edition
- 作者: Stephen R. Covey
- 出版社/メーカー: Simon & Schuster
- 発売日: 2004/09/27
- メディア: CD
■ 英語に自信がある方は、コヴィー博士の肉声動画の聴き取りに挑戦してみよう!
最後に関連書籍を紹介します。最近はマンガ版もあるんですね。
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