TOEIC:リスニング対策 Being と Been を聴き分けろ! 時制ひっかけ問題対策
これまでは英語習得に役立つツールや学習法を紹介してきました。
今後はツールの紹介だけでなく、実践で役立つ内容もお伝えしてきたいと思います。
世界一わかりやすい”神講義”で有名な関正生先生のTOEIC対策講義から、今回はPART1(リスニング)問題対策として、Being と Been の聴き分けについて紹介したいと思います。
■例題
(A) The lunch is being served to guests.
(B) Some items have been placed on a table.
(C) A drink has been spilled from a cup.
(D) A bag is being filled with food and drink.
リスニング問題なので、これを聴きとることになります。
解答
(B) Some items have been placed on a table.
いくつかの品物がテーブルに置かれている。
この設問には注意すべき時制表現が出てきます・・・
be being p.p (受動態の現在進行形)
⇒ ~をされている最中だ
have(has) been p.p (受動態の現在完了形)
⇒ ~されてしまった(※文脈によって変わります)
…非常に似ている発音ですが、聴き分けができないと異なった動作の解釈をすることになります。
beingとbeenは発音が非常に似ていることに加え、多くの日本人は間違って発音を覚えてしまっています。
being
誤)ビーング
正)ビーン(グ)
グ(g)の音は飲み込まれるめ、ほとんど聞こえません。
been
誤)ビーン
正)ビン あるいは ベン
ネイティブはbeenを短く「ビン」あるいは「ベン」と発音します。
なあに、beingとbeenが正確に聴き取れなくたって、前後の文脈でわかるさ!
・・・と思われる方もいるでしょう。
では、次の文はどうでしょうか?
(1) A drink's being spilled from a cup.
コップから飲み物がこぼれている最中だ。
(2) A drink's been spilled from a cup.
コップから飲み物がこぼれてしまった。
isの短縮形、hasの短縮形は共に 's です。
そう。
この2つの文章を聴き分けるのはbeingとbeenだけなんです。
TOEIC PART1での設問は短い1文だけなので、こんなひっかけを良く使ってくるんですね。
beingとbeenが正確に聴き取って、ひっかけに対応できるようにしておきましょう。
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