書籍レビュー:仕事は楽しいかね? デイル・ドーテン [自己啓発]
今回はデイル・ドーテン著「仕事は楽しいかね?」をレビューしたいと思います。
出張の帰りに、大雪のため一昼夜空港のロビーに足止めされた「私」。そこで出会ったある老人に、つい仕事で鬱積(うっせき)した感情をぶつけてしまう。老人は実は、企業トップがアドバイスをほしがるほどの高名な実業家のマックス・エルモアだった。その含蓄ある言葉に「私」はしだいに仕事観を揺さぶられていく。
|マックスの言葉
本書に登場するマックス老人の言葉は、ひとつひとつが深く心に響きます。
『試してみることに失敗はない』
今日の目標は明日のマンネリ。明日は今日と違う自分になる
人生は進化だ。そして進化の素晴らしいところは、最終的にどこに行きつくか、まったくわからないところなんだ。きみは、最初に陸に上がった魚は、長期にわたる目標を持っていたと思うかね?
●スティーブ・ヴォズニアックがどういう理由でアップル・コンピューター第一号を作ったか、知ってるかね?
彼は世界を変えたかったわけでも、大企業のトップになりたかったわけでもなかった。
大きな目標なんかない。(コンピューターが好きで作ったものを)ただ仲間に自慢したかっただけなんだ。
彼は世界を変えたかったわけでも、大企業のトップになりたかったわけでもなかった。
大きな目標なんかない。(コンピューターが好きで作ったものを)ただ仲間に自慢したかっただけなんだ。
●ビル・ゲイツは、億万長者になったのは偶然だと言っている。彼の目標はつねにコンピューターに<違ったやり方で>処理をさせる方法を見つけることだと明言していた。
成功している人は、自分がどこへ向かっているかということはわかっていない。
ーただ、遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守ろうと思っている。
これは僕の大好きな言葉の一つなんだ。“遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る”
●コカコーラが誕生したきっかけは、薬屋の従業員がシロップ状の頭痛薬を水で割って飲んでいたのを見たこと。
●リーバイスのデニムが誕生したきっかけはゴールドラッシュの時にたまたま採掘用のズボンが品薄になっているのを見て、売れ残ったテント用の帆布でオーバーオールを作ったことがきっかけ。
必要は発明の母かもしれない。だけど、偶然は発明の父なんだ。
成功するというのはね、右に倣えをしないっていうことなんだ。
●ピカソの絵の写真を切り抜いてコピー機にかけても、ピカソにはなれない。
成功の宝くじでは、勝つチャンスは何百と手に入るし、そのほとんどは大損するようなものじゃない
他人を凌ぎたいと思うなら、まず最初に越えるべき、だけど一番難しいステップは、”並みの人”をやめることだ
”適切な時”とか”完璧な機会”なんてものはない
一か八かの賭けをしないなら、チャンスなど一つもない
ある事柄が完璧だと決め込んでしまったら、その事柄はそれ以上良くならず、ライバルに追い抜かれるのをただ待つだけだ。”完璧とは、ダメになる過程の第一段階”
僕たちはね、失敗するのを怖がり過ぎて、それが宇宙からの贈り物だってことに気づこうとしないんだ。
<あらゆること>をしろ。素晴らしいアイデアは、どこからやってくるかわからないのだから。
だれだって、後からだったら、何だって言える。革新というのは簡単そうに見えるものなんだ、後から見ればね。
|まとめ
『とにかくやってみること』
成功は行動しなければ手に入らないということに気づくかせてくれます。
なかでも
『遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守れ』
という言葉は、とても印象に残りました。
いろいろチャレンジして、はじめて事業は成功するんですよね。
いろいろチャレンジして、はじめて事業は成功するんですよね。
成功者は偶然舞い降りたチャンスをモノにしているが、それは常に考えつづてているからです。
彼らは常にチャンスにアンテナを張っているんですね。
偶然のアイデアをモノにするかどうかはただのラッキーではなく「どれだけチャレンジできるか?」「どれだけ行動できるのか?」が重要になり、その試行錯誤こそが成功につながるというわけです。
■仕事は楽しいかね? 書籍シリーズ紹介
- 作者: デイル・ドーテン,野津智子
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2002/07/26
- メディア: 単行本
- 作者: デイル・ドーデン,中村佐千江
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2012/08/01
- メディア: 単行本
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遊び感覚で参加してみて、成り行きを見守ってみたらいかが?