今回はマーベルコミックの人気シリーズ『
アベンジャーズ(AVENGERS)』のゲームをレビューしたいと思います。
これを書いている時点で、もう27年も昔ですね。
当時、私は
プログラマとしてこのゲームの開発に参加し、主に敵キャラのロジックやアクションを制作していました。
キャプテン・アメリカや
アイアンマンなど
アベンジャーズを構成するヒーローたちは、各々単体のコミックスヒーローとして人気を博していましたが、1963年に「それぞれ違う能力を持ったヒーローたちが協力して戦う」というコンセプトのもとにチームとして結成され、以後、マーベルの代表格の人気コミックスとして知られるようになります。
コミックスとしての歴史は長いのですが、多くの日本人が知るようになったのは、2008年に『アイアンマン』がハリウッド映画として制作てからでしょう。
『アイアンマン』のヒット以降、マーベルヒーローは日本でも大人気となり、今ではハリウッドの看板アクション映画として続々とマーベルヒーローが映画化されるようになりました。
今でこそ日本でも
知名度の高い
アベンジャーズですが、1991年当時は日本ではほぼ知られておらず、 一部のアメコミファンのみが知る…そんな状況下にあったわけです。
また、新しいジャンルとして
ベルトスクロールアクションと呼ばれる格闘アクションを主体とした横スクロールゲームが登場するようになります。
■ベルトスクロールアクション 概要
斜め上方から見下ろしたゲームフィールド上で敵キャラクターと戦う。プレイヤーは開始時に選択したキャラクターを操作して前方に進んでいき、次々と現れる敵を倒しながらゲームクリアを目指す。
基本的な流れとしては、
- プレイヤーが前方に進んでいると敵が登場し、画面のスクロールが固定されてそれ以上先に進めなくなる。
- 先に進むには、その状態から規定数の敵を倒す、もしくは敵を全滅させることが必要になる。
- 条件を満たすとフィールドのスクロールが可能となり、再び先に進んでいくと新しい敵が現れる。
- このパターンを繰り返し、ボスが待つ目的地方向へと進行する。フィールドをベルト(帯)に見立てると、横に長いベルトをひたすら横方向にスクロールさせながら、ゲームを進行させていくということになる。
---Wikipediaより引用
(ちなみに私はこちらの作品の制作にも関わっておりました。)
CAPTAIN AMERICA AND THE AVENGERS
前置きが長くなりましたので、このあとは本作について紹介したいと思います。
先述したように、当時、日本ではマーベルヒーローの
知名度が低く、日本市場ではあまり出回らなかったレアなゲームとなってしまった本作。
一方、
アメリカでは大変人気を博し、
全米で2万枚の基盤が出回りました。
よって、このゲームは日本より
アメリカでの
知名度の方が圧倒的に高いです!
◎ゲーム概要
プレイヤーキャラは
アベンジャーズのヒーローから『
キャプテン・アメリカ』『
アイアンマン』『
ビジョン』『
ホークアイ』が用意され、任意のキャ
ラクターを選んでプレイすることができます。
また、当時流行っていた最大4人同時プレイできるアップライト筐体に対応しており、1人〜4人で遊ぶことが可能です。
この4キャラ以外にも、つい最近映画で登場した
ワスプや
クイックシルバーなんかもチョイ役で出てきます。
アクションはキャ
ラクターの個性を活かし、
キャプテン・アメリカは盾を投げたり、盾を構えて突撃したりすることができ、アイアンマンは空中に対空してビームで攻撃できます。
ビジョンは体を透明化て敵の攻撃をすり抜けさせることが可能。
ホークアイは弓矢による素早い遠距離攻撃を行うことができます。
また、キャ
ラクターは物や敵を掴んだり、投げつけたりすることもできます。
コミックスの雰囲気に近づけるため背景は手書きで制作。
手書きをそのままゲーム背景の持ってきたのは、当時としては斬新な試みでした。
敵キャラもマーベルコミックでお馴染みの
ヴィランが登場します。
その中で映画化されたものを取り上げると…
・マンダリン(アイアンマン3に登場)
・センチネル(
X-MEN: フューチャー&パストに登場)
などが登場。
敵キャラ担当の私としては、コイツらの方に愛着を感じています。
当時は映画に出てくるなんて夢にも思わなかったですが…
◎シューティング ステージ
センチネルのような巨大ボスとのバトルもあります。
キャプテンの盾がたくさんあるのはご愛嬌…
◎ゲーム動画
最後にプレイ動画をどうぞ。
今年(2018年)公開された最新作(アベンジャーズ インフィニティ・ウォー)で3作目となるハリウッド映画版のアベンジャーズ。
所属ヒーロー毎の映画を含めると10タイトルは有に超えます。
そして来年(2019年)にはシリーズ4作目も公開されるとのことで、まだまだ人気に陰りが見えません。
毎作毎作つい観てしまう…私もマーベル戦略にすっかりハマってます。
交流会参加者募集!
交流会「紺碧会(英語)」「青風会(日本語)」参加者募集中です!
面白いお話がたくさん聞けますよ。
好きな作品の話で盛り上がりましょう!
参加にご興味があれば↓↓↓こちら↓↓↓をご覧ください。
⬇️記事が面白かったら『⭐️スターボタン』を押していただけると励みになります!